足底腱膜のリモデリング期に意識すべきポイント
目次
① コラーゲン線維の再配列を促す「方向性負荷」
・足底腱膜は踵骨→中足骨頭方向に走行しているため、 縦アーチ方向への張力刺激が重要。
・トウレイズ(母趾背屈)やつま先立ち動作で線維方向に応力を与える。
・無理なストレッチより、適度な張力と荷重を意識。
激痛がある時は炎症期の可能性が高いのでまずは安静及び治療機器などによる治癒が優先です
痛みが落ち着いている間に足裏を鍛え直さないといけません
② 荷重再獲得と足底アーチの機能回復
・この時期に荷重コントロールを戻す。 → アーチを潰さずに支える短趾屈筋・母趾外転筋など内在筋を再教育。
・タオルギャザーやトウスプレッドで足底の協調性を高める。
母趾球・小趾球・踵の3点固定が基本となります
荷重コントロールをうまく行うためにも足指筋をたくさん動かして自在に操れる必要がある
③ 硬さの残存=線維の未成熟
足底の硬結や痛みが残る場合は、瘢痕線維が未整列しているサイン。 → 徒手による軽度の縦方向モビライゼーションやローラー圧刺激で刺激方向を揃える。
伸長刺激や圧迫刺激などで元の柔らかさに戻すようなイメージです。痛いけど頑張りましょう
④ 足首・母趾・下腿との連動性
・足底腱膜単独ではなく、**下腿筋群(特に腓腹筋・ヒラメ筋)**の柔軟性も回復させる。
・背屈制限があると、足底腱膜への過剰張力が持続する。 → 下腿後面ストレッチと足底動作訓練の組み合わせが理想。
足首が硬いと捻挫リスクも上がるので柔らかくて損することは少ないです。
膝を抱えてしゃがみ込みができない人はすぐにストレッチに取り掛かろう
⑤ 負荷量の漸増
組織強度は12〜16週以降でようやく安定。 → 痛みを指標に**日ごとの負荷調整(10〜15%ずつ増)**を行う。
ランニング再開は、裸足歩行→片脚つま先立ち→ジョグの順で。
もうね。痛い人は走らないで。
痛みは過負荷などの問題がある信号です
別のことでも身体は鍛えられます
足底腱膜炎が治らない人の特徴
① 足底腱膜に「負担をかけ続けている」
・立ち仕事・長時間歩行・硬い靴底・すり減った靴を使用している
・朝の痛みがあるのに無理して歩いてしまう
・踵重心で衝撃吸収ができない歩き方を続けている
🩺→ **負荷を減らす工夫(靴・インソール・休息)**が不可欠。
仕事など仕方ない場合もあるかもですが
「痛いのに走る」人がすごく多いです
痛いなら痛くない運動を選ばんかい!
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