足の指が開けないと何が起こる
・足指がしっかり開かないと、地面に接する面積が減ります。
・結果として、足底での荷重分散が偏り、特定の部位(母趾球や小趾球、踵など)に過剰な負担がかかります。
・長期的には、足底腱膜炎や外反母趾、魚の目・胼胝のリスクが増加します。
今すぐ足指をパーに開いてみて
できてます?
できないのが当たり前じゃないですよ
2. 歩行や走行の効率が低下
・足指の外転・内転は、歩行の蹴り出し(プッシュオフ)やバランス保持に重要です。
・足指が広がらないと、蹴り出しが弱くなり、踵や前足部の接地が不安定になります。
・特に走る・ジャンプする動作で、前足部の推進力が低下します。
速く動くために足の指の動きはかなり重要です
学生さんでも動かない人が多い
というか当院にくる(ケガする)人で指開けない人が多い
3. バランス能力の低下
・足指は地面にしっかり引っかかることで、静的・動的バランスを支えます。
・指が開かないと、立位での重心調整や片足立ちが不安定になります。
・高齢者やアスリートでは、転倒リスクやパフォーマンス低下につながります。
コンタクトスポーツであたり負けしやすいのはここが原因かも。思い当たるなら足の指を開いてみるのだ
開けないならグーパー練習
4. 足部アーチの機能低下
足指の外転は、母趾球と小趾球を連結して横アーチ・縦アーチを支える役割があります。
指が開かないと、アーチの安定性が低下し、偏平足や足部過回内の原因になることがあります。
アーチが下がるということは足が支えられなくなるということ。足が潰れちゃってます
潰れるだけのボールと弾力のあるボール
どちらが速く、威力ありそうですかね
5. 連鎖的影響(膝・股関節・腰)
・足指の制限により、歩行やランニングで足の衝撃吸収が不十分になります。
・結果として、膝・股関節・腰の負担増加や、足底の衝撃吸収不足による疲労骨折リスクも高まります。
考えてみてください
60kgのものが足に落ちたらどうなるか
想像するのも恐ろしいことになりますよね
僕らの足はこの衝撃吸収機能により耐えてくれています
それがなくなればどうなるか
足の指が開かないことは
単なる「指の問題」ではなく
荷重分散・バランス・蹴り出し・アーチ保持など足全体の機能に影響し、結果的に上位関節にも負担がかかることになります
あなたのその痛み足の指が開かないせいかも
足ってそれくらい身体の機能に関わってる
🦶 足の指を開けるようにするための3ステップ
①【筋肉を呼び覚ます】内在筋のトレーニング
足指を開くための主な筋肉は:
・母趾外転筋(Abductor hallucis)
・小趾外転筋(Abductor digiti minimi)
・足底方形筋・虫様筋などの内在筋
これらがうまく使えないと、指が動かせません。
🔹トレーニング例
・タオルギャザー 床にタオルを敷き、足指で手前にたぐり寄せる。 1日1〜2セット、10〜20回。
・スプレッドトゥ練習 座った状態で、できる範囲で指を「パッ」と開く。 指の間を広げようと意識する(5秒×10回)。
・ゴムバンド開き 指に輪ゴムをかけ、外に開くように抵抗をかけて拡げる。 小さな動きでOK。
できなくても大丈夫。頭で動けーと考えることがまず大事
②【関節をゆるめる】足趾間・中足骨間のモビライゼーション
足の骨(中足骨)が硬くなっていると、筋肉が働いても指が広がりません。 軽く関節の遊びを出すことも大切です。
🔹モビライゼーション例
・指と指の間を軽くつまんで前後に動かす。
・中足骨(足の甲の骨)を1本ずつ左右に揺らす。
・足裏をゴルフボールなどで転がして、足底筋膜を緩める。
文字だけだとわかりづらいですよね。解剖図や模型を見てどこが動くのかを把握して行いましょう
③【神経の使い方を取り戻す】感覚入力の再教育
足趾の動きは「使えていないだけ」の場合も多いです。 神経が再び正しく出力するように促しましょう。
🔹感覚入力の練習
・指の間に手の指を入れて軽くストレッチ。
・足裏をブラシなどで撫でて感覚を入れる。
・立位で足指を「開く意識」を持つ(目をつむっても練習)。
普段指の動きを意識していない人はそこを意識するだけでもいい。動かなくても脳からの指令が発生するだけで効果はあります。僕も右足の小指は開かなかったけど2ヶ月ほどしたら開けるようになった😀
補助グッズも有効
・トゥセパレーター(ヨガ用の足指広げ)
・5本指ソックス → 指の間隔を物理的に広げることで、感覚入力と可動性を促進。
僕も足の指を気にしたのは足専門に診始めてから
それまでは意識したことなかった
足の指が開けるメリットは多いのでぜひ頑張ってみて
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