今回はRuby on Railsにおける【運用環境・データベース・ライブラリ】について学んでいこうと思います。他の記事を読んでいる程で進めていきますので、わからない単語が出てきたら他の記事を読むかGoogleで調べるようにしてください。
運用環境
システムをどこで使用するか定められている環境を運用環境と呼びます。運用環境を使い分けることで効率的に作業を行うことが可能です。
運用環境には3つの種類があり、以下のような使い分けをします。
運用環境 | 通称 | 概要 |
---|---|---|
development | 開発環境 | 主にアプリケーションを開発をする際に使用する環境 |
test | テスト環境 | アプリケーションの動作をテストする際に使用する環境 |
production | 本番環境 | アプリケーションを実際にリリースする際に使用する環境 |
このように分かれているメリットは用途によって開発環境を変えることで効率的にアプリ開発が行えるということです。
例えば開発段階であれば1からアプリを制作するのでバグが起きないようにバグ探索ツールを入れておくと後々、バグを解決していく手間が省けるでしょう。テストに関しては今のところ何のために使用するかわかりませんが、本番環境では余計なツールを削除してアプリの高速化などのパフォーマンス向上を図ります。
データベースに関する知識を増やそう
✔︎RDB(リレーショナル・データベース)
表形式でデータを管理するデータベースです。
行と列を持っており、データベースにおいては、行を「レコード」、列を「カラム」といいます。
✔︎RDBMS(RDB・マネジメント・システム)
RDBを使用する際にそれを管理するシステムアプリ立ち上げ時にrails new コマンドを行ったかと思います。オプションで-d mysql をつけました。このMy SQLがRDBMSにあたります。
✔︎My SQL
RDBMSの1つです。
RDBMS各種には大きな差がなく、他にも同じようなRDBMSがあります。
今回MySQLを採用しているのは下記の理由もあり、多くの企業で採用されているためです。その特徴は以下の通り
- 拡張機能が多い
- 小規模から大規模のデータも取り扱いが可能
- 柔軟性が高い
Railsにおけるライブラリ管理
RailsもRubyのGemを組み合わせてできたものです。さらにRailsではその他のGemを追加して使用できます。Rubyを用いた開発ではGemを組み合わせて行うことが一般的です。
✔︎Gem file
アプリケーションで使用するGemの「名前」「バージョン」の情報を記載し、管理するファイル。Gemは他のGemの機能を使って成り立っている複雑な関係性を保つため、1つにGemだけインストールしても動かない場合があります。
そこで、bundlerというGemによってこれらを管理し、必要なバージョンを合わせてインストールするようにしましょう。
bundlerによってGemをインストールするとGem.lockというファイルに記録されます。
✔︎Gemfil.lock
bundle install によってインストール済みとなったGemの情報を記録するファイルです。1つのGemのためにどのバージョンを合わせてインストールしたかがわかります。開発するRailsアプリケーションのためにインストールされたGemを記録しておくことで、PCにインストールされたものの中から必要なものだけを使用してくれます。
今回の記事はここまでです。これからも初心者用の情報発信を行っていきますので、是非ともご覧になってください。
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