理学療法士が訪問リハビリで働く良いこと・悪いこと

この記事は理学療法士として就職あるいは転職を考えている人に向けて参考になればと思い執筆しています。

初めに断っておきますがあくまで私の経験に基づく個人的な感想となります。職場や地域によって異なる部分は多くあると思います。あくまで参考としてご認識ください。

職場環境

私が働いている訪問看護リハビリステーションは職員数10名で看護師6名、理学療法士3名、事務1名で運営しています。他の職域と比べると1日の利用者数が少ないためスタッフの数も自ずと少なくなります。

良いこと(メリット)

気分転換になる

利用者のお家にお邪魔するためその都度、来るまで移動します。同じ場所に留まらないので気分転換になりやすいです。ずっと同じ場所で息が詰まると言う人も多いかと思います。また、職員と同じ空間にいることも少ないので1人で仕事をしたい人には向いているかもしれません。

上司など他の人から見られるプレッシャーもなく淡々と仕事を行うことができます。良くも悪くもですが、個人的には気楽に仕事が行えます。

給料面

給料に関しては病院と比べてお伝えしていきます。あくまで私の転職経験ですのでご承知おきを。まず、基本給は病院よりも4万円高いです。その代わり賞与が病院は3倍だったのに対し訪リハは2倍です。それでも、年収で言うと30万円ほど上がりました。

もちろん、私が経験者だから転職先の会社が評価してくれたと思います。初年度から年収が高いわけではありません。このことから分かるように病院では給料が上がりにくい傾向にあります。しかし、病院でしか経験できないことがあるのも事実です。病院で得た経験を活かして転職すると会社はそれなりの評価をしてくれるかもしれません。

ちなみに私の職場では会社が成長し続ける限り、私の給料も年々上がっていきます。病院では安定こそしますが成長性に乏しいので給料は上がりにくいです。

社内規則変更が容易

病院の場合は組織が大きいため一度決まったルールは変えづらいですが、訪問リハビリの場合は多くが小規模組織なため組織のトップとも面談することも容易です。そのため、効率の悪いルールの変更が簡単に行えます。

上司や同僚と密な関係を築きやすいのもメリットだと私は思います。病院が大企業だとすれば訪問リハビリは中小企業みたいなもの。中小企業ならではの良いところがあるわけですね。

悪いこと(デメリット)

現場でアドバイスをもらえない

訪問リハビリは基本的に1人で利用者宅にお邪魔するので当然、施術中にアドバイスをもらうことは難しいです。なので、自ずと知識や技術、経験が求められる職場だと言えるでしょう。

緊急事態の際も自分1人で対応しなくてはいけません。例えば利用者の急変時に応急処置あるいは救急車の手配など半端なメンタルでは手に負えない事態も想定しておかなくてはなりません。そう言った事態では上司に指示を仰ぐことはできても実践するのは現場にいる当事者です。

また、利用者宅に向かう途中の事故も自分で対応します。他の職域と比べると運転時間が長くなるので相対的に事故率が上がります。運転が苦手な人、すぐ眠くなる人は要注意です。

担当利用者の数が多い

大体20人前後の利用者の担当になります。利用者の疾患や機能、特徴を覚えておくのが少し大変です。それ以上に書類管理が大変です。月1回の計画書や様々な同意書、報告書の作成をしなくてはなりません。

時には福祉用具業者との打ち合わせやサービス担当者会議に出席もしなくてはなりません。担当数が多いので本当に大変です。

社内規則が緩すぎる

先ほど社内規則が容易に変更できる。アットホームな職場であることが多いと説明しましたが、それは逆に規律が甘いと言うことにもつながります。ミスを犯しても責任が問われることがあまりなく悪く言えば仲良しこよしとなりやすいです。

どことなく緩い雰囲気が漂っているので過ちを厳しく律する人が少ないです。さらに、自己研鑽を行っていない人が多いと私は感じます。これまでの経験でのみ施術を行い、自分から知識を得に行く人が少ないです。自分のスキルを磨きたい人、プロフェッショナルという自覚を持っている人にはいささか物足りなさを感じてしまうかもしれません。

まとめ

完全に私個人の意見ですが、訪問リハビリへの転職・就職がおすすめな方は病院やクリニックなどで十分な経験を積んでいる人。また、自己研鑽に励むことができる人かなと思います。

理学療法士は国家資格です。多くの方に喜ばれる技術や知識を持つべきだと私は思います。

給料に関しては会社の成長性によるので病院よりも稼げる場合があります。自分の信念やスタイルに合った職場を選びましょう。

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