訪問リハビリで働く理学療法士の1日

この記事は就活、転職に悩む方向けに書いています。理学療法士として病院、介護施設、訪問リハビリ、放課後デイサービスで働く私が現場の実状を教えていきます。

初めに断っておきますが各職場によって職場内ルールや業務内容が多少異なるかと思います。あくまで私の経験ですので参考にして頂けると幸いです。

職場環境

私が働いている訪問看護リハビリステーションは職員数10名で看護師6名、理学療法士3名、事務1名で運営しています。他の職域と比べると1日の利用者数が少ないためスタッフの数も自ずと少なくなります。

1日のスケジュール

8時半に出勤して朝礼・伝達事項の確認を行います。訪問は車で5分〜20分と場所によって大きく移動時間が異なります。9時から1件目の介入が始まり12時〜13時までに3〜4件をこなします。

1人にかける介入時間は私の職場では2単位(40分)で統一されています。3単位以上のリハビリを行うと減算されるため、収益を最大化するためと聞いています。

よって1件につき移動時間を含め1時間程度かかるため午前中に3人しか介入できません。移動時間が短く組める場合は4件行くこともあります。

休憩を1時間とったらリハビリ業務再開です。午後も3〜4件の介入となります。16時〜17時の間でリハビリ介入が終了します。

事務所に戻り日報を作成します。病院のカルテ入力と違いとても簡易的であることが多いです。理由は在宅にいらっしゃる方の身体状況は病院と比べ著変がないことです。毎回の介入で評価を細かく行うこともないので簡単な記載となりやすいです。

17時半までに日報、書類業務、掃除を終わり退勤します。

例外スケジュール

例外的なスケジュールも病院と比べると少なめです。

  • サービス担当者会議
  • 福祉用具業者との打ち合わせ
  • 利用者の緊急入院

上記くらいでしょうか。

まとめ

病院と比べると作業量はかなり少ないと思います。強いて言うなら運転時間が非常に長くなるので人によっては疲労感をすごく感じたりするかも知れません。

残業はほとんどないし、維持期の方々なのでアプローチも大変なものはありません。やりがいや達成感を求める人は少し物足りなく感じるかもしれないですね。

あとは末期がんの方や機能回復がほとんど見込めない方と接する機会も多くあります。その時にどんなことがしてあげられるかを考えなくてはなりません。

回復期のような治療的アプローチよりもQOLを高めることが求められることも多いかと思います。在宅ならではのリハビリを学ぶことができるはずです。

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